電脳けん玉職人

らくがき

鴻池留衣『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』

最近知り合った友人が、「ウィキペディア風の小説ありましたよ」と紹介してくれた一冊。フェイクがいつのまにか真実となる過程に(間違った使い方をされた)ウィキペディアがうまく配置されていました。 ちょっと粗いかな?とも思ったけど、面白い小説でした…

トム・ニコルズ『専門知は、もういらないのか』

ブログ発のエッセイ。グサグサ刺さる記述が多かった。また、ウィキペディアについても言及されていたけど、少し悲観的すぎるかなとも。 2020年3月14日読了

和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』

芸術家の交流話はアツイね。 2020年3月8日読了

朝吹真理子『流跡』

ウダウダと自分の感想を書くより、ただ引用する方がいいでしょう。 ……光波に触れ、垂直に続くそれら一文字一文字を目は追っていながら、本のくりだすことばはまだら模様として目にうつるだけでいつまでも意味につながってゆかない。 読みにくいし、好みでは…

2月の読書記録

2月は16冊の本を読んだ。1月に比べて半減したけど、まあまあ骨太な本を読んだ&Wikipedia執筆に労力を割いた分よしとしましょうか……。 読んだ本は以下の通り。 巌谷國士『シュルレアリスムとは何か』 谷川俊太郎『バウムクーヘン』 今尾恵介『地名の謎』 池上…

佐藤信『日本婚活思想史序説』

資料が沢山あったのは素晴らしいけど、ちょっと考察甘くないか?とは思った。社会学をやる僕と政治学者の著者との違いか。 2020年2月29日読了

森佳子『オペレッタの幕開け』

面白かった。普仏戦争後にオッフェンバックが嫌われたことは知らなかった。文化に対する戦争/ナショナリズムの影響を改めて感じたね。 2020年2月27日読了

岡村圭子『団地へのまなざし』

メディア(アーカイブ)系の話が面白かった。 2020年2月26日読了

石川県音楽文化振興事業団『クラシック談話室』

オーケストラ・アンサンブル金沢のエピソード集。 2020年2月24日読了

松平誠『東京のヤミ市』

面白かった。街ごとのカラーを深掘りしていきたいね。Wikipediaネタもいくつかゲット。 2020年2月21日読了

石崎裕子「女性雑誌『VERY』にみる幸福な専業主婦像」

https://nwec.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=16860&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=4&block_id=58 『VERY』は、余裕のある専業主婦向けの雑誌として「新・専業主婦」の流れを生み出したけど、自…

瓜生淑子「就学前児をもつ母親の育児意識の調査研究から : いわゆる「新・専業主婦」層の特徴分析を中心に」

https://nara-edu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=repository_action_common_download&item_id=7777&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1&page_id=13&block_id=21 「新・専業主婦」についての論文。 「新・専業主婦」を志向する人たちの不満を明示したう…

渡邉嘉子『女性と求人情報』

史料は面白いけど、考察がいまいち(というかところどころヤバい)。アカデミアの人でないからか…… 2020年2月18日読了

三宅理一『秋葉原は今』

再開発をめぐる利権者の争いが面白かった。貨物駅跡と青果市場跡で争ったみたい。 2020年2月18日読了

阿川佐和子『残るは食欲』

食べ物をきちんと描くって、大変なスキルを要するよなと再確認。 2020年2月16日読了

NHK交響楽団定期演奏会

パーヴォ・ヤルヴィとシュテファン・ドールが参加。アブラハムセンの新作協奏曲と、ブルックナーの7番。音程も微妙で、バラバラに聴こえた。S席に座った知人は感動していたので、席の問題も大きいかも。ただ、やはり一流の指揮者は敗戦処理が上手い。 2020年…

三浦展『新東京風景論』

微妙な本。 ニュータウンへの嫌悪感とオリンピックに対するナショナリスト的態度がいまいち。 2020年2月13日読了

住野よる『君の膵臓をたべたい』

久々にラノベよんだ。 2020年2月13日読了

藤井丈司『YMOのONGAKU』

YMOの歴史(の一部)を辿る本。面白かった。 2020年2月12日読了

熊倉雅仁「小売業態の変革の理論的考察ーーチャネル革新がもたらすオムニチャネル業態ーー」

chrome://external-file/%E5%B0%8F%E5%A3%B2%E6%A5%AD%E6%85%8B%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%9D%A9%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96%E7%9A%84%E8%80%83%E5%AF%9F(1).pdf うふふガールズで検索したらヒット。レビュー論文的。 2020年2月9日読了

荒木菜穂「日本の草の根フェミニズムにおける「平場の組織論」と女性間の差異の調整」

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/68081/kakyousurufeminizm-4.pdf フェミニストグループにおける、メンバー間の権力性と、直接民主制についての話。 この年代ならデジタルコミュニケーションツールについての言及が必要になってくるんじゃな…

野瀬泰申『食品サンプルの誕生』

日本論とかはだいぶ注意して読まないといけないけど、事実列挙の面では面白い。 2020年2月8日読了

池上英洋, 川口清香『美少年美術史』

面白かったけど、サブタイで「禁じられた」とか書くのいい加減やめなよと思う。ソドミー法的な内容が中心ならまだしも…… 2020年2月8日読了

今尾恵介『地名の謎』

合併の際に意見をうまくまとめるために、土地の歴史を鑑みないひらがな地名になるという指摘は納得。 2020年2月4日読了

谷川俊太郎『バウムクーヘン』

ひらがなだけの文章で、こんなに読みやすいものはなかなかないと思う。 2020年2月3日読了

ナイツ『ナイツ独演会〜浅草百年物語〜』

なんか若くてびっくりした。 最後の連続漫才は、漫才の型に争ったものなのかな。 2020年2月2日鑑賞

巌谷國士『シュルレアリスムなとは何か』

面白い本だった。主観が増大するのでなく、客体が膨張・変容する様を描くのがシュルレアリスムだという説明や、「自己」が消えるメルヘンとシュルレアリスムの近似性、および(時間の都合上詳述はできなかったと思われる)ユートピアの性質など、興味深いト…

1月の読書記録

1月は33冊の本を読んだ。読書の時間を意識して作ったので、それなりに成果が出て嬉しい。 読んだ本は以下の通り。 小田中直樹『フランス現代史』 西森聡『そうだったのか、新宿駅』 小林賢太郎『短編集 こばなしけんたろう』 松村圭一郎『文化人類学の思考法…

ナイツ『「ワッショイ」でない事だけは確か』

言葉遊びの変奏曲が面白かった。ジェンダー的には少し…… 最後のコントは塙さんやりたかったんだな……って感じ。 2020年1月30日鑑賞

ナイツ『エルやエスの必需品』

本当にナイツの漫才のバリエーションの多様さすごい。 2020年1月30日鑑賞