電脳けん玉職人

らくがき

ベートーヴェン・ツィクルスその2

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ベートーヴェン・ツィクルス第2弾。今回はハンス・クナッパーツブッシュが指揮するウィーンフィルによる、1953年の録音を聴いた。


まず「録音悪すぎ!」と思ってしまった。もちろんモノラル方式だし、ムジークフェラインだから録音も難しいんだろうけど、いやはやなんとも……って感じ。ただ、こういう録音は「現場ではどんな音してるんだろ?」と妄想ができるぶん面白い。オーケストラ経験のおかげで、この種の「翻訳作業」はかなり楽しめるようになった。


演奏に関しては、クナッパーツブッシュらしいおおらかな演奏だなあと思った。細部には拘泥せず、要点を押さえた演奏をするのは流石ワーグナー指揮者といった感じ。第4楽章はスケール大きすぎて(というかテンポ遅すぎて)個人的にはノーセンキューだったけど……


ワーグナー作品、特にパルジファルに関してはマジで無敵のクナッパーツブッシュだけど、他の作品に関してはちょっとイロモノって感じなのかなやっぱり。

 

 

2019年12月19日鑑賞