シェイクスピア(松岡和子訳)『お気に召すまま』
「喜劇こそ最も悲劇的」だと感じてしまう。アリストテレスもシェイクスピアもチェーホフもまともに読んでない分際で偉そうだけど。
『お気に召すまま』もなんか微妙なモヤモヤが残る。結局のところ、田舎者は田舎者の運命から、馬鹿は馬鹿の運命から逃れられないんじゃないかと思ってしまうし、ジェンダー的にもどうなの?と思ってしまう(これは『コシ・ファン・トゥッテ』にも同じようなことを感じる)。
なんか、喜劇って世の中の規範から逃れられてないんじゃないかと感じてしまう。完全に直感なんだけどね。
2020年1月7日読了