友人Mの小説
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友人Mが書いた小説を読んだ。
人生をぶつけた作品だということがすぐにわかった。でもこれは、作品が優れているからなのか、僕がMの人生をある程度知っているからかはわからない。
音楽と哲学への造詣の深さ、病による苦しみ、愛への欲求、タバコ、ミソジニー、セックス、そして高田馬場……友人を取り巻く様々なものが、あけすけに語られている。もはや、痛々しい。でも、それと同時に「よかったね」と声をかけたくなる自分もいる。きっとこれは彼なりの過去との決別なんだろう。決別が全てとは言わないけど、過去の解釈は人の生死を決めるから……
2019年12月6日読了