2019-12-04 稲垣重幸『ポルノグラフィの害悪再考』 ポルノグラフィ規制を支持したカナダのソピンカ裁判、およびその判事を批判する論文だけど、まずフェミニストを一枚岩で捉えすぎという指摘が、次に「女心と秋の空」とか「女史」という言葉を平気で使う無神経さの指摘ができる(差異派フェミニズムが男女の差異を強調したことへの批判としての言葉だというのはニュアンスとしてわかるけど、それに反対するために上述の言葉を用いるのはナンセンスだと思う)。また、判事への批判においても「そこそれだけですませる?」という箇所が散見された。 2019年12月4日読了